大海とむ先生の『蜜夜婚~付喪神の嫁御寮~』のあらすじとレビューです。
「お前は俺の嫁になる」幼い頃、謎の美青年に告げられた予言。翠は「この世ならざるもの」が見える体質。夢かと思っていたこの予言だが、その男の正体は大弓の付喪神・白銀だった!時を経て再び翠の前に現れた白銀は、翠を嫁に望む。穢れを背負った神は乙女の肌で復活するのだが、翠は特に強い「浄化」の力を秘めているという
蜜夜婚~付喪神の嫁御寮~(1)のあらすじ
小さい頃から人には見えない“もの”が見えてしまう翠は、見える事を悟られないようにしていたら、感情も表情も出さないように、目立たないように育ってしまった。
見える事で気味悪がられ、
両親は常に妹を可愛がり、
家族の中でも居場所なく育ってきた翠。
そんな翠が唯一寛げる場所が、色々な骨董品の修繕を行っている琥珀堂。
琥珀堂のお店の主は、人には見えない“もの”が見えないけれど、見えない“もの”の気配は感じる事が出来て、翠が見える事を理解してくれた唯一の人。
骨董品がある関係上、琥珀堂には付喪神が沢山いて、翠に懐いている。
ある日、腰が痛いと言っている琥珀堂の主に乗っている2匹の“もの”に導かれ、主に止められるものの、店の奥の部屋に引き寄せられてしまう。
その部屋には人の姿をしているけれど、人ではない“もの”の存在が今にも消えそうになって横たわっていた。
翠は思わず手を触れてしまい、
人ではない“もの”は、
「…ようやく…我もとに戻ったか 花嫁よ…」
と言われ魅せられている間にキスをされる。
それが古い弓の付喪神である白銀との出会いだった―
蜜夜婚~付喪神の嫁御寮~(1)の感想
大海とむ先生の作品は、昔禁断シリーズの初期の頃からファンでして、
それ以来マンガ自体を買う事から縁遠くなってしまったのですが、気になってAmazon Kindleで購入してしまいました(^_^;)
見事にハマりましたよー!
あの当時よりグッとエロさが増したのと同時に、
画力も凄く高くなっていて、
それでいてストーリーも主人公の心情を細かく再現しており、ヒーローとの関係性もまた濃く描かれ大満足な作品でした。
凄く続きが気になります。
人でないものとの恋愛だからこそ、
最大の壁がやってくることは間違いないのですが、
それを分かってはいても、
やはり二人の続きがとても気になります。
契約みたいな結婚だけれど、
お互い大事に想い合っていく姿が描かれていて、
ドンドンお互いにハマっていく姿とか、
見ていて羨ましいです!
こんなに大事にしてくれる人って中々居ないからこそ、
羨ましいって思っちゃうんだろうな〜!
そう思わせる作者の大海とむ先生は、
本当に読者を引き込ませるのが上手です(*^^)v
こんなに大事に想われたい!って思う願望がある意味詰まっていますね。
序盤から二人の関係が深くなっていくので、
この先待ち受けている試練が本題になっていくと思いますが、
早く終わって完結を見たいと思う気持ちと、
まだまだ甘い二人を見ていたいという気持ちがありますw
しばらく新刊情報が見逃せませんw
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