美波はるこ先生の『彼と彼女の色恋模様』のあらすじとレビューです。
昨日の敵は今日の恋人!? 超効率主義、生意気でタチの悪いITボーイ西岡くんと、人情型営業の柏さん。お互いはまさに宿敵同士、そんな相反するふたりが、ある出来事をキッカケに急接近して――…。大人気作家・美波はるこが贈る、オフィスで花開く蜜恋LOVE!
『彼と彼女の色恋模様』のあらすじ
IT企業の営業である主人公と、
プログラマーの西岡さんはお互い宿敵同士。
無理なスケジュールをぶっ込んでくる営業の主人公に対して、
毎回文句は言うもののスケジュール調整をして、
きっちり仕事をこなす西岡さん。
いつも無理なスケジュールをお願いしていることから、
ある日お客さんからの依頼を会社ではなく、個人として請け負う提案をした所、
お客さんに嗜められ、主人公は初めて偉い事をしてしまった事に気づく。
西岡さんのディスクに行った所、
スケジュール調整をしていた手帳を見つけて……
『彼と彼女の色恋模様』の感想
いわゆるオフィスラブです。
営業と技術者との対立って、良くありますよね。
技術が分からない営業の無茶振りとか、もう分かりますとも。
会社同士で契約しているのに、
個人で請け負うなんていう抜け駆けみたいな事は勿論NGで、
自分がしようとしていた事の重大さに初めて気付いて落ち込んで…
その落ち込みを身体で慰めるみたいなストーリーです。
しかも宿敵である西岡さんに会社でw
元々二人に恋愛感情があったのか、お互い気持ちを確かめる前にHしてしまう。
でも、お互い最初から仕事上に関しては信頼関係で結ばれており、
西岡さんが割りと最初から主人公を初めて女として見ていたのに対し、主人公側は仕事上では認めているけれど、男性としてはあまり意識していなかった?ようにも思います。
西岡さんが主人公の胸元にズボッと手に入れる所とか、西岡さんの主人公に対する欲求不満の表れですよねw
主人公も決して仕事上で泣くような性格ではないと思うんですよね。
でも、西岡さんの前ではそれができなかった。
きっとその瞬間に主人公が唯一女としての弱さを見せられるのが西岡さんだったんだと思います。
最後の西岡さんの主人公に対するアプローチで、お互い“なかった事”にはなっていなかった事が分かり、取り敢えず付き合うのかな?という感じで終わります。
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